孤独な旅人

はじめまして。大阪編集部の三谷です。

 

今回のブログでは、私の旅の想い出をお話させて頂きます。

 

そもそも何故、旅をするのか。

神の国」で有名な古代キリスト教神学者アウグスティヌスは「世界は1冊の本だ。旅をしない人々は本を1ページしか読んでいないのと一緒だ。」と述べています。旅をする事=本を読み進める事と同じ。国内外問わず、自分が全く知らない場所で、人との関わりの中から多様な価値観に触れ、その土地の匂いや風土、食べ物を心行くまで堪能し、動くも休むも行き先や目的地の選択も全て自己決定で行う事ができる。

 

「自分らしさを再確認する」為に、勉強や仕事や社会に疲れたタイミングでふっと思い立ったら行くようにしています。

即ち、良い編集マンになる為に旅をしているようなものなのです。

 

私の旅との出会いは大学1年18歳の夏。青春18きっぷを利用しての「瀬戸内〜四国一周旅」でした。

皆さんは18きっぷを利用された事はありますか?JRが年3シーズン発行している、特別乗車券が要らない在来線の車両なら5日間乗り放題できるという夢のようなきっぷです。

先程、動くも休むも的なお話をした所ですが、青春18きっぷは通常5枚組。人数や使い方を工夫すると色々な楽しさを発揮してくれますが、当時の自分には「始発!4泊5日!遠く!」という頭しかなかったようで、40ℓのバックパックを担ぎ、噴き出す汗と格闘しながら、JR阪和線の上野芝駅ホームで始発電車を待ち望んだ情景が思い起こされます。

 

基本的に、期間内であればどのルートを通っても、どの駅で降りてみても大丈夫な18きっぷ。しかし、交通面で恵まれた都市に暮らす私なので、地方との鉄道格差に唖然とした記憶があります。

その唖然は、「関西の西の終着駅」姫路駅。それまで順調に普通電車、新快速電車と乗り継いでいた旅ですが、太陽が眩しく通勤ラッシュの時間に差しあたる頃、当時の姫路駅からは30分に一本の「普通電車岡山行き」しか出ておらず、しかも国鉄時代のかなり旧式な弱冷房かつ低速の車両に2時間近く揺られる事になりました。(しかも満席)

 

ここからは、だらだらと旅の目的地での出来事を時系列で紹介していくだけになってしまう為、キリが良い所でのお別れです。

 

初日の目的地は岡山県の倉敷でしたので、岡山駅で乗り換えし昼頃には倉敷の美観地区を散策していたと思います。

倉敷の名物は、なんと言っても大原美術館に展示されているエルグレコの受胎告知!とデミグラスソースカツ丼!でしょう。味べいっ!

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おわり。